3歳七五三の着物コーデ6選!和装に必要&便利なアイテムリストも紹介
3歳の七五三をお祝いする場合、「せっかくなら着物を着せてあげたい」と感じるママ・パパもいるでしょう。しかし、3歳の着物は可愛らしいものから大人っぽいものまであり、衣装選びに苦労するケースが多いです。
そこで本コラムでは、3歳の七五三にぴったりの着物コーデを6パターン紹介します。
また、着物コーデに必要なアイテムのリストや、先輩ママ・パパの体験談も紹介しますので、七五三撮影や参拝の参考にしてみてください。
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3歳の七五三では、どのような意味を込めてお祝いをするかご存じですか?
なんとなく「3歳になったらお祝いをするもの」といったイメージがあるだけで、七五三の由来や、お祝いのスタイルなどについては、あまり知られていないのが現状です。
まずは、3歳の七五三の由来や、お祝いスタイルなどについて解説します。
七五三は、もともと平安時代に誕生した行事です。
かつて、医療技術が発達しておらず、子どもが無事に成長することはとても難しいことでした。そのため、7歳・5歳・3歳のそれぞれで特定の儀式をもうけ、お祝いしていたのが七五三の始まりだとされています。
中でも3歳の七五三は「髪置きの儀式」と呼ばれていました。
5歳では「袴着の儀」、7歳では「帯解きの儀」と呼ばれる儀式を行ない、3歳同様に子どもの成長のお祝いとこれからの健康を願います。
このように、七五三は平安時代の儀式が由来となっており、今もなお受け継がれている大切なお祝いの行事だといえます。
3歳の七五三をお祝いする際の1日の流れを見てみましょう。
3歳の七五三のお祝いは、あまり長い時間をかけず、一つひとつの工程をサッと済ませていくことが多いです。
5歳や7歳と比べると、慣れない服を着て長時間過ごすのは難しく、さらにイヤイヤ期が重なっていると、機嫌をとるのにも一苦労。長時間に及ぶ撮影や参拝は、ママ・パパのの大きな負担にもなるでしょう。
そのため、両親・子どもともになるべく負担を軽減しつつ、きちんとお祝いするスタイルが人気です。
七五三の撮影は家族で対応せず、なるべくプロに依頼しましょう。家族全員で無理なく写れるうえに、プロならではの対応力で子どもの笑顔も引き出しやすくなります。
初めての七五三を素敵な思い出にするためにも、ぜひプロのカメラマンやフォトグラファーへの相談を検討してみてください。
七五三で迷いやすいのが衣装選びです。
和装・洋装どちらを選んだらいいのか、衣装は購入・レンタルのどちらが適しているのか、などは多くのママパパが頭を悩ませるポイントでしょう。
ここからは、3歳の七五三のお祝いに関する衣装について解説していきます。
七五三の衣装は、主に購入・レンタルのいずれかの選択肢を選ぶ方がほとんどです。
基本的にどちらを選んでも問題はありませんが、費用相場を見るとそれぞれ差があるので注意しましょう。
購入・レンタルそれぞれの相場は以下の通りです。
どちらもネットや呉服屋で手配できますが、試着をしてみないと「ワンサイズ小さいほうが良かったかもしれない」「大きめサイズを買ったらブカブカ」などの問題が生じる場合があります。
そのため、可能な限り試着を行うか、返品・交換が可能なショップを利用するのがおすすめです。
近年は七五三でも多様化が注目されており、本人が望むスタイルや家族の考え方などを重視して衣装を選んでも問題はありません。
ただし、参拝も兼ねる場合はカジュアルすぎる服装を避けることが大切です。あくまでもフォーマルな場であるため、TPOをわきまえた服装を心がけましょう。
ちなみに、男の子と女の子の洋装で定番のスタイルは、男の子がシャツ+ズボンやスーツ、女の子がシャツ+スカート、ワンピースなどです。
七五三で3歳が着物を着るときには、どのような衣装がよいのでしょうか。
まだまだあどけなくて可愛らしい3歳にピッタリな衣装を見ていきましょう。
3歳の七五三の装いとして定番なのは、着物の上に袖のない上衣(被布)を羽織るスタイルです。
着物の種類は、反物の半分を使って仕立てた「三つ身」なので、子どもらしさが強調されて、とても可愛らしい佇まいになります。
3歳以下は基本的に硬い帯を締めないので着心地が良く、小さなお子さまにも負担が少ないのがポイントです。
また、被布を羽織るスタイルだと着崩れしにくいといったメリットもあり、七五三の最中に何度も整える必要がありません。
小物を合わせるなら、子ども向けの小さな巾着や鼻緒の可愛い草履などがおすすめです。
3歳の七五三で着物を着用したいと考えている場合、着物の生地は正絹やポリエステルなどがよいでしょう。
正絹は、肌触りが滑らかで肌に優しい素材であり、着心地の良さが特徴です。3歳のデリケートな肌にもなじんでくれるので、肌が弱い子どもでも安心して着用することができます。
一方、ポリエステルはお手入れがしやすいのが魅力。自宅の洗濯機で手軽に洗えるため、七五三以外にも着用したいときや、いずれ弟・妹に同じ着物を着せてあげたいと考えている場合に最適です。
なお、素材で色味や風合いが異なることはほとんどないので、着心地やお手入れのしやすさなどを重視して選んでも問題はありません。
男の子は、着物+被布のスタイルや、羽織袴などがよく選ばれています。
色は、黒や紺といった落ち着いた色が人気で、幼いながらもかっこいい印象になるのが魅力です。
また、柄は龍や鯉のほか、打ち出の小槌、鎧兜、鷹などが代表的です。
それぞれの柄には、以下のような意味があります。
中国では、鯉が滝を登って龍になる、といわれており、成功を祈るという意味が込められています。
幸せをつかんで離さないものの象徴として描かれています。ほかにも、出世を願う意味が込められているようです。
長寿や良縁などの意味が込められています。昔は貴族の着物や武士の家紋に使われていた、縁起の良い柄の一つです。
お金に困らない、願いが叶うという意味が込められている柄です。着物には小さめのサイズで描かれることが多いため、なかなか気づかないかもしれません。
細かな柄が描かれている場合は、打ち出の小槌がないか確認してみてください。
知性や行動力などをイメージさせる軍配団扇。よりよい道に進めるようにとの願いが込められています。
兜は戦国武将が頭に被っていた防具です。そのため、災いから守ってくれるものとして、着物や被布、羽織りものに描かれるようになりました。
福徳を招く縁起の良い柄として知られています。主に女の子の着物に描かれますが、男の子の着物にも描かれるようになってきました。
女の子の着物は、華やかなものが多く、柄の種類も豊富なのが特徴です。
実際に使われている柄として、代表的なものをご紹介します。
日本の国花として知られています。五穀豊穣の意味があり、「桜」でありながら年中着用できるのがポイントです。
女の子が着用する着物の柄の定番。松と梅のみの柄も多く、色鮮やかな点が特徴です。
大きな一凛の花が立派に描かれることが多い牡丹。上品なデザイン性は美しさの象徴でもあります。
末広がりな形状から縁起の良いとされる柄。扇子の中に花や小鳥が描かれることが多いです。
物事が丸くおさまるよう願いが込められた柄。子どもらしさを強調できるデザインになっています。
「無限」を意味する縁起の良い柄。丸だけではなく、花や緑の植物が描かれることも多く華やかです。
女の子の着物の柄は、華やかであるだけでなく、それぞれに意味も込められているので、衣装を選ぶ際のヒントにしてみてはいかがでしょうか。
3歳の着物は、色や柄がとても豊富なので、どれか1つに絞るのが難しく、多くのママパパが悩みがち。
いくつかの着物で迷ったときは「すべての着物を着せたい!」と思うかもしれませんが、お子さんが泣いたり嫌がったりする可能性もあります。そのため、できれば本命の着物を1着だけ決めておくのがおすすめです。
ここからは、ハピスタの着物の中でもおすすめの「3歳向け着物コーデ」を5選ご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
美しい青が際立つ被布と、柔らかな白色に大人びた松のデザインがあしらわれた着物のコーデです。被布には大きな兜が描かれ、着物と揃えた松柄もみられます。
昔ながらの装いに仕上げたい方や、大人っぽいデザインがお好みの方におすすめです。
乗り物好きの男の子にぴったりの、電車柄の羽織りが魅力的。袴はデニム生地になっているため、カジュアルな雰囲気が感じられます。
「七五三の特別感を味わいながらも、いつものスタイルに近い自然さもほしい」という方におすすめです。
ブラウンチェックがオシャレな羽織と襟元。そして小豆色の袴。着物の中では落ち着いた色味ですが、着物と洋服のいいとこどりをしたようなスタイルなので個性が出ます。
和装よりも洋装の方が似合うお子さんや、秋っぽさを取り入れたい方におすすめです。
明るいオレンジのチェック柄が目立つ被布が可愛らしいですね。こちらの着物は男の子用もご用意しているため、3歳で双子の男女にぴったり。また、年子の男女でもお揃いにできます。
着物は大きな花柄で、活発さが感じられます。ポップな背景や小物などと撮影したいときや、活発なお子さんに似合う着物をお探しの方におすすめのコーデです。
花柄×花柄の昔ながらのデザイン。赤を基調とした着物と、白を基調とした被布の組み合わせが可愛らしいですね。
総柄は一歩間違えばうるさく感じてしまいますが、こちらのコーデは着物と被布の柄を合わせることで統一感があります。
花柄や、赤・ピンクが好きなお子さんにぴったりの着物コーデといえるでしょう。
着物のカラーは淡いグレー。白やピンク、紫で描かれたすみれや藤の花が映えて、とても美しいデザインになっています。
被布は着物のデザインを邪魔しないベージュ。胸元に花が描かれただけのシンプルなデザインになっているため、幅広いカラーの髪飾りや巾着が合わせやすいです。
こちらのコーデは、大人っぽさを演出したい方や、上品かつ華やかなデザインの着物をお探しの方に向いています。
3歳の子が着物を着用して七五三の日を過ごす場合、持っていくと便利なアイテムがたくさんあります。
当日になってから慌てなくて済むよう、本項のアイテムチェックリストを参考にしながら、準備を進めてみてください。
まずは、七五三で着物を着用する場合に必要なアイテムをご紹介します。
洋装とは異なり、必要なものが多いので忘れないようにしましょう。
上記のアイテムを用意すれば、3歳の七五三で着物コーデができます。とはいえ、普段着物を着る機会が少ないため、わからないアイテムもあるでしょう。
次の項目でアイテムの詳細を解説しますので、用意する際に確認してみてください。
前項でまとめたアイテムについて、それぞれの特徴や選ぶ際のポイントを解説します。
3歳用の着物「三つ身」を準備しましょう。
帯を使わない3歳以下の子どもが着るベストのようなものです。着物と色・柄を揃えて統一感を出したり、反対色を用いてコーデを引き締めたりできるアイテムでもあります。
被布について詳しくはこちら
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着物や長襦袢を汗や汚れから守る役割があります。短襦袢を着てもよいですが、普段着用している肌着でもかまいません。
着物用下着のことを指します。白がスタンダードですが、衿からちらりと見えるので色・柄を楽しむのもおすすめです。
着物を綺麗に着こなすために、胴回りに結んで使用します。兵児帯(へこおび)とも呼びます。4~5本用意しておくと安心です。
和装用の靴下のことを指します。3歳であれば、靴下のような伸縮性のあるタイプが履きやすくておすすめです。
和装の履物の一つ。下駄よりも歩きやすいため、3歳児には草履がおすすめです。靴擦れを防ぐために鼻緒をほぐし、柔らかくしておきましょう。
大人っぽいデザインの着物を選んだときは、小さめの和柄バッグがおすすめ。
バッグを手に持つだけで、かっちりした雰囲気に仕上がります。色柄の同じ草履とセットで購入すると、コーデに統一感が出るのが特徴です。
3歳くらいの子どもには、バッグではなく巾着を持たせることが多いです。巾着はコロンとした形が可愛らしく、着物や被布のデザインを邪魔しない程度に色柄を楽しめます。
女の子の場合は、髪飾りも準備しましょう。
髪飾りには、ショートヘアでもつけられるヘアピンや、ボリュームのあるアップスタイルに合う大ぶりのかんざしなどがあります。
また、モダンなデザインの着物には、リボンやレース、ベレー帽などもおすすめです。
どうしてもアイテムの購入・レンタルが間に合わない場合や、用意するのを忘れてしまった場合には、代用できるものがないか探してみましょう。
ここでは、よく代用品を探されがちな「平児帯(しごき)」と「草履」の代用品について紹介します。万が一の際に参考にしてください。
しごきの代わりによく使われるのは、大人用の兵児帯や帯揚げ、伊達襟などです。大人用のアイテムもない場合は、しごきなしでも問題ありません。
また、帯が完成した状態の「作り帯」や被布を羽織るスタイルなら、しごきは不要です。
草履を履かない代わりに、草履風に見える靴や和柄の靴、シンプルなフォーマルシューズなどを履くと着物コーデにも馴染みます。
着物や被布、羽織りの色柄に合わせたサンダルでもよいでしょう。
どうしても草履を履かせたい場合は、撮影や参拝の直前まで履きなれた靴を履かせ、撮影・参拝の短時間だけ草履に履き替えてもらうのも一つの手です。
3歳の子ども本人と、家族が快適に七五三をお祝いできるような、便利なアイテムをご紹介します。
どのようなアイテムがあれば安心なのか、さっそくチェックしていきましょう。
幼い子どもを連れて七五三をお祝いするのは決して簡単なことではありません。だからこそ、以下のようなアイテムを準備しておくことをおすすめします。
上記で触れた、便利アイテムの特徴やポイントについて解説していきます。
長時間着物で過ごすことは嫌がる場合があるため、撮影や参拝が終わったらいつでも着替えられるようにしておくと便利です。
足袋を嫌がったり、うっかり汚してしまったときなどに履き替えられるように準備しましょう。
慣れない靴で転倒するなど、怪我をしてしまった場合に備えておくと安心です。お子さんの好きな柄の絆創膏を準備すると、お子さんのテンションが上がるかもしれません。
水分補給のために水筒を準備しましょう。ストロー付きの水筒なら、コップやペットボトルよりもこぼす心配がなく、着物でも飲みやすいのでおすすめです。
おやつがあれば、小腹が空いて不機嫌になってしまうのを防ぎやすいです。撮影や参拝のご褒美として与えるのもよいでしょう。
退屈してしまったときに、お気に入りのおもちゃを数点用意しておくとグズり対策になります。
食事の際に首回りにかけてエプロン代わりにするなど、汚れ防止に最適。汗をかいたときにサッと拭き取ることもできるため、1枚は持ち歩くことをおすすめします。
食事会をする場合、着物を汚さないようにエプロンを準備しておきましょう。手荷物を減らしたいのであれば、使い捨てタイプを1~2枚用意すると便利です。
汚れ物や、食べ終わったお菓子の袋などをまとめておくのに使います。意外と活躍するアイテムなので、バッグに1~2枚忍ばせておきましょう。
七五三の撮影・参拝に備えると荷物が多くなりやすいので、大きなバッグにまとめて持ち運びましょう。小分けにして持つよりも移動がラクになりますよ。
食事のときや手を洗うときに、着物の袖を留めておけるので便利です。また、食事をするときにエプロンを忘れてしまっても、タオルを巻き、洗濯クリップで首の後ろに留めておけば着物を汚さずに済みます。
七五三における3歳のお祝いは、念入りな準備が欠かせません。
特に、着物で七五三のお祝いをしたいと考えている場合は、必要なものや当日のトラブル対策に便利なものなどを把握しておく必要があります。素敵な思い出にするためにも、徹底した準備を意識してみてください。
ハピスタでは、3歳の七五三を着物でお祝いしたいと考えている方へ向けて、技術力の高いフォトグラファーやヘアメイクがお手伝いをします。
プロならではの技術で、子どもの笑顔を引き出し、ヘアメイク担当者が子どもや両親の個性を輝かせるような、素敵なアレンジを行ないます。
スタジオ撮影では、さまざまな背景が選べるだけでなく、小物類も充実しているので、子どもたちが楽しみながら撮影時間を過ごすことが可能です。
アイテムの持ち込みも自由なので、「この小物と一緒に映りたい」など希望があれば、お気軽にご相談ください。
ちなみに、ハピスタは全国8拠点にスタジオを構えるフォトスタジオです。七五三を中心に撮影に対応していますので、撮影場所に悩んだときにはぜひご検討ください。
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