お宮参りはいつ?スケジュールの決め方・基本知識・マナーまで徹底解説

お宮参り2023.05.26

お宮参りはいつ?スケジュールの決め方・基本知識・マナーまで徹底解説

お宮参りはいつ?スケジュールの決め方・基本知識・マナーまで徹底解説

大切な我が子が無事に生まれてきた後は、「お宮参り」を行ないます。
日本で古くから受け継がれてきた大切な行事であるため、子どもが生まれたらお宮参りをしたいと考えるパパ・ママは多いです。

しかし、お宮参りはいつ行うものなのか、そもそもどのような風習なのかについては「よくわからない」と悩んでいる方もいるでしょう。

そこで、今回はお宮参りの基本やマナー、実施時期のほか、費用相場、服装などについて詳しくご紹介します。

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お宮参りとは

お宮参りは、子どもの健やかな成長を願う行事

お宮参りとは、氏神様に「無事に赤ちゃんが生まれました」といった報告をすることです。

併せて、我が子の健康や成長を祈願する日でもあり、親子にとって大切な行事といっても過言ではありません。

お宮参りは神社へ足を運ぶことが一般的ですが、初参りとしてお寺で祈祷してもらうケースもあります。いずれも誤りではないので、家族や親族などが縁を結んできた寺社にお参りに行くと良いでしょう。

お宮参りの由来

お宮参りは、神様へ赤ちゃんが生まれたことの報告と、健やかな成長を願う行事となった理由は、氏神様にあります。

氏神様にとって、赤ちゃんは子孫同様の存在であるとされていて、報告で慶んだ神様が「これから先の人生で何事もなく成長できるように」と力をくれるといわれています。
お宮参りを通じて、神様と赤ちゃんの縁を結べる大切な行事として、長年受け継がれてきたのです。

お宮参りはいつ行く?ベストなタイミングは?

お宮参りに適したタイミングとは?

お宮参りの適切な時期はいつなのでしょうか。
ここからは、一般的な目安の時期と、安心してお宮参りを済ませやすい時期などについて詳しく解説していきます。

お宮参りの時期

お宮参りの時期は、主に生後30日前後が目安とされています。
具体的な時期は性別で若干違いがあり、男の子の場合は31日、女の子の場合は32〜33日がお宮参りの時期です。

とはいえ、あくまでも目安の時期であり、おおよそで生後100日以内にお宮参りができれば問題ないとされています。

ちなみに、お宮参りの日には、その時期に近い別の行事も重ねて行うことがあります。
たとえば、「お七夜」や「お食い初め」などは、お宮参りと合わせることも多いので、さまざまな行事のためにその都度都合をつけることが難しい場合には検討してみてはいかがでしょうか。

安心してお宮参りできるベストな時期

上記では、生後30日前後がお宮参りの目安として解説しましたが、安心してお宮参りをするためにも、1ヶ月の検診後に行うことをおすすめします。

生後30日程度ではまだ首が座っていないうえに、赤ちゃんの体調や抵抗力の観点等から、頻繁に屋外へと出ることは負担をかけることになります。
きちんと健診で健康上に問題ないことを確かめたうえでお宮参りをしたほうが、安心してお参りを楽しむことができるでしょう。

「お食い初め」といっしょに行なってもOK

お宮参りとお食い初めをセットで

生後100日になると、一生食べ物に困らないようにと願ってお食い初め(百日祝い)を行ないます。
お食い初めでは、縁起の良いごちそうを用意し、それを子どもに食べさせる真似をするのが習わしです。

冬生まれの赤ちゃんや、出産から退院までの期間が長引いてしまった場合などは、気温や体調を考慮して、お宮参りとお食い初めを同時に行なうこともあります。

また、お宮参りとお食い初めを同時に行なうと、参拝や交通費、撮影などにかかる費用が抑えられるといったメリットもあります。
お宮参りの時期や体調、準備に不安を感じる方は、お食い初めといっしょに行なうことを検討してみてくださいね。

大安や仏滅などの六曜は気にすべき?

六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)

お宮参りを行う際、両家の家族から「大安の日にしたほうが良い」「仏滅は避けるべき」と助言を貰ったことがある方もいると思います。
しかし、結論からいうと、六曜はあまりこだわる必要はありません。

そもそも六曜は中国発祥のルーツであり、日本古来に誕生したものではないのです。
六曜が日本国内で知られるようになったのは鎌倉時代と言われていて、その名称や解釈は現代に至るまで微妙に変化しています。

どの日取りを選んでも問題はなく、「仏滅にお宮参りをすると不幸になる」といった話も迷信でしかありません。
重要視すべきなのは、赤ちゃんやママの体調、両親の都合などであり、六曜は参考程度にとどめても問題はないといえます。

縁起が良い吉日の候補とは?

六曜は気にしなくてもよいといっても、吉日にはこだわりたいという方も多いでしょう。
そこで、縁起が良く、お祝いに適している吉日をご紹介します。

大安(たいあん):六曜で最も縁起がよいとされている日。友引(ともびき):幸せのおすそ分けという意味があり、お祝い事に適している日。一粒万倍日(いちりゅうまんばいび):この日に物事を始めると成功するとされている日。天恩日(てんおんにち):吉事によいとされている日。神吉日(かみよしにち):神事や祈願、参拝などによいとされている日。天赦日(てんしゃにち):日本の暦で最も縁起がよい日で、「大開運日」とされている。鬼宿日(きしゅくにち):物事を始めようとする時に邪魔が入ることが少ない日。重陽の節句(ちょうようのせっく):9月9日に菊を用いて無病息災や長寿を祈願する日。
縁起がよいとされている日

お宮参りをいつにするか迷ったら、上記のような吉日を選んでみてはいかがでしょうか?

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お宮参りの前に確認すべき「参拝先」と「参加者」

特別な日にふさわしい場所で、大切な人をお招きしましょう。

お宮参りをする際に訪れるべき神社・お寺はどこを選んだらいいのか、両親以外に誰と一緒に行くのが適切なのか、などは多くの方が疑問に感じているところではないでしょうか。

ここからは、お宮参りでよくある「場所の疑問」「一緒に行く人との疑問」などについてご紹介します。

お参りする場所を決めよう

「どこでお宮参りをしたらいいの?」と悩む方に、まず知ってほしいのがお参りの場所に決まりはないということです。

どこの神社でなければならない、といったルールがないので、基本的にはどこを選んでも問題はありません。
そのため、家から近い場所、お宮参りで有名な場所、子どもに関する縁起の良い場所など、希望に合わせて自由に選べます。

また、一般的にお宮参りは神社が選ばれますが、縁があったり、親族で関わりがあったりするならお寺へのお参りも選択肢に挙がるでしょう。
とはいえ、選択肢が多すぎて悩んでしまう方も多いと思います。

もし、お参りをする場所を選べないときには、住んでいる地域の氏神様がおすすめです。その土地の守り神に報告をすることが、古くからの定番であったため、お参り先に悩んだ際のヒントにしてみてください。

参加者は各家庭で相談する

お宮参りには誰が行くべきなのかについては、各家庭で話し合う必要があります。

昔は赤ちゃんと父親、父方祖父母でお宮参りに行くことが一般的でした。
しかし、現代では両親が揃っていることがほとんどですし、参加する祖父母についても両家が集まることが多くなってきています。

そのため、現在はしきたりにこだわりすぎる必要はなく、家族で話し合って納得できる形でお宮参りできるようにすることが大切です。

【参拝先でのマナー】初穂料・玉串料はいくら包む?

初穂料に関するマナーとは?

初めてのお宮参りで知っておきたいのが「費用」についてです。
お宮参りでは、「初穂料」「玉串料」など、お金を包んで渡すことがマナー。

忘れがちな部分でもあるので、初穂料・玉串料それぞれについて把握しておきましょう。
ここからは、費用相場や包み方などについて解説します。

祈祷やお祓いの費用相場

お宮参りで祈祷やお祓いを受けて祝詞(のりと)を上げてもらうのであれば、事前に料金を確認しておく必要があります。

神社やお寺がホームページ上で費用についてまとめている場合もありますが、見つからないときには直接電話などで問い合わせて料金について聞いておきましょう。

祈祷やお祓いなどでかかる費用は「初穂料」「玉串料」と呼ばれています。初穂料・玉串料は、お祓いを受けたときに送る謝礼のことで、相場はいずれも5,000~1万円程度です。

初穂料・玉串料の包み方

現金をそのまま渡すのではなく、白封筒もしくは祝儀袋などにきちんと包んで渡すことがマナーです。

祝儀袋の水引は蝶結びのものを選びましょう。

白封筒や祝儀袋の表書きには、「御初穂料」や「御玉串料」などと記入し、その下に子どもの名前を記入するのが一般的です。
また、白封筒や祝儀袋を持っていく際は、袱紗(ふくさ)に包みましょう。

▼初穂料の包み方について詳しくはこちら
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お宮参りの祝い着・家族の服装はどうする?

記念撮影ならカジュアルな装いもOK

お宮参りでは、祝い着や家族の服装も悩みやすいポイントです。

赤ちゃんには何を着せたらいいのか、家族はどのような服装がマナーなのか、などきちんと把握したうえで当日に臨みましょう。

赤ちゃんの祝い着

お宮参りの赤ちゃんは、白羽二重の着物を着せ、その上に紋付きの祝い着をかけるような服装が一般的です。お祝いの場でもあるので、基本的には華やかな色・柄が選ばれる傾向にあります。

しかし、近年は白羽二重の着物と紋付の祝い着のような手間のかかる装いではなく、簡単に着脱できる白いベビードレスとケープが主流になりつつあります。どちらを選んでもマナー違反にはならないので、好みや都合などに合わせて選ぶと良いでしょう。

ちなみに、撮影も視野に入れてお宮参りを行う際には、レンタル衣装付きのプランを提供しているスタジオの利用がおすすめです。「お宮参り撮影プラン」などのような名称でお得な撮影プランを設けている場合があります。

お参りだけではなく、せっかくだから撮影もしたいとお考えの方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

ご家族の服装

両親と、両家の家族の服装はフォーマルな装いが基本です。

和装であれば、訪問着・色無地・付け下げなどが適しています。洋装を選ぶ際には、落ち着いた色合いのスーツ、女性であればワンピースもフォーマルなデザインであればお宮参りで悪目立ちしないのでおすすめです。

なお、両親だけではなく、祖父母も参加するなら、両家で服装の格式に差が生じないよう事前に打ち合わせをしておくなど、調整をしておきましょう。

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お宮参りの段取りと必要なもの

お宮参りで慌てないようにしっかり準備をしましょう。

お宮参り当日は、以下のような段取りで進めていくことが一般的です。

  • 事前準備
  • 予約10分前にご祈祷の受付
  • ご祈祷
  • 食事会
  • 写真スタジオで撮影
  • 近所や親族のもとへあいさつ回り

お宮参りでは、事前準備が特に重要となります。
どのような事前準備が必要となるのかは、以下を参考にしてみてください。

お宮参りの事前準備

まずは、お宮参りの事前準備について見ていきましょう。

お宮参りを計画する際には、まず日時を決めます。両家の家族も参加するなら、参加予定者全員の予定を照らし合わせ都合が良い日に実施できるよう調整をしましょう。

また、写真撮影や食事会も同じ日に行う場合は、それぞれの時間も確定しなければなりません。予約が必要となるので、お宮参りのスケジュールと照らし合わせて、無理のない時間を設定しましょう。

さらに、事前に初穂料・玉串料などの費用も確認しておき、現金は白封筒かご祝儀袋に入れておきましょう。

お宮参りに行く際に必要なもの

お宮参りでは、何かと荷物が多く忘れ物をしがちです。必要なものはリストアップしておき、準備し忘れを防止しましょう。

特に、生後30日前後では、おむつ替えの頻度や授乳の頻度が多いうえに、万が一に備えた荷物が増えます。
お宮参りで必要なものをリストアップしましたので、参考にしてみてください。

【お宮参りへ行く際に必要なもの】初穂料、祝い着、オムツ、おしりふき、交換シート、消毒液、ウェットティッシュ、汚れたものを入れる袋、ミルク、哺乳瓶、授乳ケープ(母乳の場合)、羽織物や上着、着替え、タオル、帽子、保険証、母子手帳

季節によっては、上記とは別に必要なものがあったり、あると便利なものがあったりします。

必須ではないものの、余裕があれば持っていったほうが良いものについては以下をご覧ください。

【季節によって必要なもの・あると便利なもの】防寒着(寒い時期の場合)、扇子(暑い時期の場合)、保冷剤(暑い時期の場合)、日傘(日差しが強い時期の場合)、カメラ、おもちゃ

お宮参り当日は、身だしなみを整えたり、あかちゃんのおむつ替えなどでバタバタしやすいです。
余裕を持って出発できるよう、前日までに持ち物の準備をしておきましょう。

お宮参りの記念撮影は?写真スタジオでの撮影はおすすめ?

記念撮影もお宮参りと一緒にするのがお得

お宮参りの際に記念撮影を検討する方は多いです。
ロケーション撮影として、神社やお寺で撮影するケースもありますが、写真スタジオも需要が高く人気があります。

仮に写真スタジオでの撮影を選んだ場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?

写真スタジオでのレンタル衣装付きプランが便利

お宮参りの記念撮影を写真スタジオで行なうメリットは、お得なプランや便利なプランを利用できること。
写真スタジオによっては、レンタル衣装付きで撮影が楽しめるプランがあるので、「自前で用意するのは難しい」という場合に便利です。

また、スタジオ撮影であれば、お宮参り当日でなくても撮影できます。
前撮り・後撮りなら、お宮参りとは別の日に撮影日を設けられるので、お宮参りも撮影もそれぞれ時間に余裕を持って行なえるのでおすすめです。

なお、神社やお寺で撮影する場合は、撮影可否について事前に現地へ確認をとっておく必要があります。仮に許可を得ても、他にも参拝者などがいるので、マナーを守って撮影を楽しんでください。

まとめ:赤ちゃんとママの体調を優先してお祝いしよう

無理のないスケジュールでお宮参りを楽しみましょう!

お宮参りは、赤ちゃんにとっても、パパ・ママにとっても大切な行事のひとつです。
赤ちゃんとママの体調を優先しながら、幸せなひと時を過ごしてくださいね。

なお、ハピスタでは、お宮参りのプランを提供しています。
撮影カット数は100カットで、お着替えは上限なしで自由。背景もバリエーション豊富なスタジオをすべて利用できるので、思う存分撮影を楽しむことができます。

また、お宮参りの撮影を担当するフォトグラファーは経験も実績も豊富なプロなので、「赤ちゃんの撮影は初めてだから不安」と悩んでいる方でも安心です。
ママやパパのヘアメイクも、専門のスタッフが丁寧に対応するので、晴れ舞台にふさわしい素敵な印象になります。

全国に8店舗展開していますので、ぜひお近くのハピスタで素敵なお宮参りの記念撮影を楽しんでくださいね。

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