七五三のご祈祷の流れやマナー・相場、ご祈祷しない場合についても解説
「七五三のご祈祷は何を準備してどんな流れで進めるのか」「ご祈祷はしなくてもよいのか」などは、七五三を控えているお子様を持つママ・パパとしては大きな疑問でしょう。
ご祈祷は事前の予約や初穂料が必要となるため、あらかじめ準備しておくものが多いです。また、ご祈祷は必須ではありませんが、七五三は子どもの成長をお祝いする行事なので、ご祈祷を検討するのが望ましいでしょう。
今回は、七五三でご祈祷するメリット、七五三参りの基本知識を解説します。マナーや相場、お参りでの服装など、ご祈祷について、幅広い知識を正しく理解できるページなので、七五三を迎える前に確認しておきましょう。
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七五三でご祈祷しないのはアリなのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。七五三当日にご祈祷するか否かで迷っている方は、以下を参考にしながら、検討してください。
結論から言うと、七五三でご祈祷しないといった選択肢はアリです。そもそも、七五三は、ご祈祷をしなければならないなどのルールは設けられていません。七五三当日はお参りのみで済ませるか、初穂料を納めてご祈祷するか、などは各家庭の判断にゆだねられています。
実際、七五三ではご祈祷はせずにお参りだけを行う家族も少なくありません。事情・都合によりご祈祷が難しい場合には、省略してもマナー違反にはならないので覚えておきましょう。
七五三でのご祈祷は必須ではないものの、特別な事情がなければ行ったほうがよいでしょう。ご祈祷は、特別なお願いがあるときや、人生の節目に行うものです。七五三は、我が子の成長について感謝の気持ちを表し、将来の子どもの成長を願う行事です。
つまり、七五三においてご祈祷は、我が子の成長といった特別なお願いをするためにもふさわしいと言えます。七五三は、本来11月15日に行われますが、時期をずらしてご祈祷を行っても問題ありません。混雑を避けたいときには、別の時期にご祈祷してはいかがでしょうか。
七五三でご祈祷すれば、伝統文化の体験につながります。普段日本に住んでいても、伝統文化に触れる機会は少ないものです。
ご祈祷で伝統文化に触れられるのは、子どもたちにとって貴重な経験になるでしょう。また、ママ・パパ自身も普段体験する機会のない伝統文化に触れられて、非日常的な雰囲気を楽しめます。
七五三でご祈祷すると、授与品を受け取れる場合があります。主に千歳飴やお守り、絵馬などが授与品として用意されているケースが多く、七五三の大切な記念品にもなるでしょう。
授与品の多くは縁起のよいものなので、七五三といったおめでたいタイミングで子どもへ渡すためにも、ご祈祷を検討してはいかがでしょうか。
ここからは、七五三参りの基礎知識を解説します。七五三参りの年齢・時期や、年齢ごとのお祝いの意味、千歳飴などについて理解を深めていきましょう。
七五三参りの時期で迷ったときには以下の早見表を参考にし、お子様の年齢と照らし合わせて判断してください
3歳のタイミングは、男の子・女の子いずれも七五三参りを行います。しかし、5歳になると男の子のみ、7歳は女の子のみ、と年齢によってお参りする性別に違いがあるため間違えないように注意してください。
七五三では、年齢ごとにお祝いの儀式があるのをご存じでしょうか。年齢別のお祝いの意味は以下の通りです。
年齢ごとに儀式の名前と儀式の内容が異なります。お子様の年齢では、どのような儀式があるのかを知っておくと、より七五三への深い理解につながるでしょう。
七五三でよく見かける千歳飴は、紅白の細長い棒状の飴です。長寿を意味する縁起のよいものであり、ご祈祷のあとに授与されたり、撮影スタジオで配布していたりします。
また、千歳飴を入れている外袋には、縁起のよい鶴亀や松竹梅などの絵柄が描かれているものが多い傾向にあります。
七五三でご祈祷を検討している場合は、具体的な流れや作法について把握しておかなければなりません。正しくご祈祷するためにも、以下で流れと作法を確認しておきましょう。
まず、ご祈祷の流れは以下の通りです。
ご祈祷は事前に予約しておく必要があるため、忘れずに済ませておきましょう。
七五三当日は、社務所(もしくは事務所)にてご祈祷の申し込みを行います。申し込みのタイミングで初穂料も納めてください。
申し込みをしたら、待合室に案内されるので、指示があるまで待機します。自分たちの順番になると、拝殿へと案内されるので移動しましょう。拝殿に到着後、案内された場所に座ってご祈祷を受けます。
ご祈祷のあと、授与品をいただいたら七五三でのご祈祷は終了です。
利用する神社やお寺には一定の作法が存在します。作法に則ってお参りをしないと、マナー違反となりますし、そもそも神様に対して失礼となるので注意が必要です。
具体的に、どのようなマナーに沿ってお参りをしたらいいのか不安な方は、以下の作法を参考にしましょう。
神社でお参りをする際には、まず鳥居をくぐる前に一礼してから、境内に足を踏み入れましょう。鳥居をくぐったら、参道のど真ん中を歩かずに左右いずれかの脇によけて歩いてください。参道の真ん中は神様の通り道であるとされているため、中央を歩くのは避けましょう。
お寺でお参りする際には、まず山門の前で合掌し、一礼するのが基本です。しかし、お寺にはさまざまな宗派が存在し、それぞれ作法には若干違いがあるので注意が必要。お寺の作法に不安がある方は、あらかじめ訪れるお寺の作法を調べておくと安心です。
また、お寺の山門には敷居があるので、踏まないように注意してください。敷居を踏まずにまたぐのがお寺の作法の一つです。お寺によっては、性別によって左右のどちらの足から山門をくぐるのかが決められているので注意しましょう。一般的には、女性が右足から山門をくぐり、男性が左足から山門をくぐるといった作法が設けられているので、正確な作法に則ってお参りをしたいときには意識しましょう。
神社・お寺ともに手水舎と呼ばれる水場があります。手水舎では、心身の穢を清めるのを目的として、正しい手順を踏んで行うのが理想です。
なお、正しいお清め方法は、以下の通りです。
口をすすぐ際には、飲まずに出します。周囲に利用者がいる際には、まわりに配慮して水が跳ねないように注意して清めてください。
ご祈祷の日時が決まったら、当日までにマナーを覚えておきましょう。マナーを知らずにご祈祷を受けに行くと、神社やお寺に失礼となってしまう場合があるだけでなく、迷惑をかける可能性もあります。
とはいえ、ご祈祷の機会がない方にとって、どのようなマナーがあるのかはイメージしにくいもの。ご祈祷のマナーに不安がある方は、以下を参考にして当日に備えてください。
まずは、ご祈祷が可能な日時を確認して予約を行いましょう。神社やお寺によりご祈祷を受けられる日時には違いがあります。公式のホームページを確認したり、電話で問い合わせたりして、日時の確認と予約を行ってください。
なお、縁起がよいとされる日は、混雑が予想されます。特に、七五三シーズンである10~11月は予約で埋まりやすいため、余裕を持って早めに予約しておきましょう。
ご祈祷を受ける際には、初穂料を準備しておきましょう。初穂料の価格は、お寺や神社によって異なりますが、相場は5,000~10,000円程度です。初穂料は子どもごとにかかるため、複数人の子どものご祈祷では、人数分を準備する必要があります。
例えば、ご祈祷を受ける子どもが2人の場合は、10,000~20,000円を納めなければなりません。ご祈祷1回あたりの費用ではない点に注意しましょう。
初穂料の金額を明確に決めていない神社もあります。ほとんどの神社では初穂料の金額を決めていますが、中には具体的な金額をママ・パパに任せている神社もあるのです。
とはいえ、極端に安価な金額を納めるのはマナー違反です。仮に初穂料の金額が決まっていない神社を利用する際には、前項で触れた相場を参考に納めましょう。
初穂料のマナーとして知っておきたいのが渡し方です。現金をそのまま手渡すのはマナー違反となるので注意してください。
まず、初穂料はのし袋に入れて納めます。使用するのし袋は紅白蝶結びを選びましょう。表書きは、以下のいずれかを書きます。
封筒の下部には、ご祈祷を受けるお子さまのフルネームを記入します。複数人の子どもが一度にご祈祷を受けるのであれば、初穂料を一つののし袋にまとめてもOKです。
ひとつののし袋にまとめる際には、連名で名前を書きましょう。連名で名前を書く際には、年上の子どもの名前を書いてから、その横に年下の子どもの名前を記入してください。
ご祈祷を受けるにあたって、どのような服装を選べばよいのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。ここからは、ご祈祷を受ける際の一般的な服装の例について見ていきましょう。
ご祈祷を受ける際に着ていく服装は、洋装・和装のいずれでも問題はありません。親が洋装、子どもが和装といったような組み合わせでのご祈祷も可能です。
とはいえ、家族全体で服装が異なると、統一感がなくなってしまうといった難点があります。なるべく、家族で統一感を出すためにも、和装・洋装いずれかで揃えるとよいでしょう。
七五三におけるご祈祷では、明確な服装ルールはないものの、フォーマルな装いが好ましいです。デニムやパーカーなどのカジュアルな服装やラフ過ぎるコーディネートは、浮いてしまう可能性があるため注意してください。
和装はもともとフォーマルなので問題はありませんが、洋装を選ぶ際にはかしこまった場所である点をふまえてコーディネートを考えましょう。
春や夏などの暑い時期の七五三であっても、露出を避けた服装を心がける必要があります。予定の都合により、七五三の定番の時期ではなく、温かい時期にご祈祷を受ける家族は少なくありません。
しかし、温かい季節だからといって露出の多い服装を選ぶのは避けましょう。ハーフパンツやミニスカートなどの装いはご祈祷にふさわしい装いとは言えないため注意が必要です。春や夏などの暑い時期であっても、露出を控えたコーディネートを意識してください。
ご祈祷では、お子様が引き立つ服装を意識しましょう。七五三はあくまでも、お子様が主役です。主役であるお子様よりもママやパパが目立ってしまうような服装は避けるのが望ましいでしょう。
お子様の服装の色味よりも鮮やかな色や、お子様よりも格式の高い服装を選ぶのは好ましくないのが事実。服装で迷ったときには、主役のお子様を基準にして、パパ・ママや兄弟の服装を決めていくと失敗しにくくなるので安心です。
七五三は大切な節目なので、ご祈祷を検討する家族は多いです。これからの我が子の成長を願う儀式でもあるので、ぜひご祈祷を検討してはいかがでしょうか。
また、七五三では記念撮影でお祝いするのもよいでしょう。貴重な晴れ姿を写真に残せば、素敵な思い出としていつでも振り返れます。
ハピスタでは、大切な節目である七五三の撮影を行っています。さまざまな種類のスタジオで撮影できるので、お子様の個性や写真の理想イメージなどに合わせた撮影が可能です。
撮影担当のフォトグラファーやヘアメイクスタッフは、技術力が高く、子どもの対応にも慣れているので、初めての七五三でも安心して撮影に臨めます。
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Q:七五三ではご祈祷は必須ですか?
A:ご祈祷は必須ではありませんが、今後の成長を願い、ご祈祷を受ける方は多いです。
Q:七五三のご祈祷の相場はいくらですか?
A:お寺や神社などによって金額は異なりますが、子ども1人あたり5,000~10,000円です。
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